天窓設置のメリットは、なんといっても【採光性の高さ】です。
壁面の窓は一方向を向いているため、光が入る時間帯が限られ、
近隣建築物などの影響で陰にもなりやすく、1日を通して明るさを得にくい場合も少なくありません。
天窓は、屋根面に設置されているので、
昼間のほとんどの時間帯で多方向から一定の自然光を得られます。
壁面窓に比べて、天窓の方が
自然の光を長時間、よりたくさん室内に取り入れることが可能で、
同じ面積の天窓と普通の窓の比較すると、天窓の採光効果は約3倍と言われています。
柔らかく、たくさんの光が入るので、室内は明るく、とても気持ちがよいです。
住宅同士が密集していて壁面の窓からの光が入りにくかったり、
隣に背の高いビルなどがあって少ししか日が差さないような立地でも、
天窓を設置することで日中長く自然光を室内に取り込めるというメリットがあります。
隣の家との距離が近くなりがちな日本の住宅環境では、とっても嬉しい効果です。
吹き抜け部分に天窓を設置すると、
高い天井高を生かして明るさと同時に開放感も得ることができます。
ふと見上げた時に、天窓に切り取られたきれいな空が見えて、
高いところから入ってくる自然光がやわらかく広がる様子は、
思わず深呼吸したくなるほどの心地よさです。